こんにちは!
前回の記事では、「英語初心者にこそ薦めたい英文暗唱!」と題して、英文暗唱のメリットを紹介し、次のようなメリットがあるというお話をしました。
- 日々の生活で定期的に英文に触れる機会が得られる。
- 日々の出来事を記事にしているため、親しみやすい。
- 高度な語彙を身に着けることができる
では、具体的にどのように覚えたらよいのかを、今回は、「英語初心者に実践してほしい英文暗唱のやり方」と題し、紹介していきたいと思います。
英文暗唱の流れ
英文暗唱の大まかな流れは次のとおりです。
- 英文の構造、単語の意味を理解する
- 5回書きながら音読する(音読筆写)
- テキストを見ないで、口頭で英文が言えるようになるまで、声に出す
- 毎日復習用の音声暗唱カードをつくる
- 音声暗唱カードを使って復習する
英文の構造、単語の意味を理解する
大前提ですが、理解できていない英文を暗唱しても意味がありません。
例えば、「May I have your name ?」(お名前をお聞かせ願えませんか?)
という表現を、何も理解せず、英文と訳文だけをただ暗唱していたら、名前を聞くときだけしか使えません。
しかし、「May I have~?」が、名前以外にも、「~」に依頼したいこと、ほしいものを入れれば、丁寧な依頼表現になることを理解していると、、、
「May I have your advice ?」(あなたのアドバイスをお聞かせ願えませんか?)
「May I have some water ?」(お水をいただけませんか?)
「May I have separate checks?」(割り勘にしませんか?)
と、応用することができます。
まずは、暗唱する英文の構造、単語と熟語の意味を確認しましょう。
5回書きながら音読する(音読筆写)
音読筆写というやり方になりますが、手を動かして「書く」、書いたものを「見る」、書いたものを「声に出す」、声に出した音を「聞く」という様々な感覚を同時に働かせることで、脳を活性化させ、記憶の定着効果が高められると言われています。
暗唱する例文を書きながら音読する音読筆写を5回繰り返します。
英文テキストを見ないで、口頭で英文が言えるように練習する
続いて、テキストを一切見ないで、口頭で英文が言えるように練習します。
口頭で言うのが難しい場合は、音読筆写を追加して、頭に暗唱する例文を落とし込みましょう。
また、重要なポイントですが、ただ、英文を声に出すというよりも、実際に、内容を相手に伝えるという意識で声に出すと良いと思います。
スラスラと口頭で言えるようになったら、OKです。
毎日復習用の音声暗唱カードをつくる
上記までで、一旦は英文暗唱ができてますが、脳の中では、短期記憶でしか収まっていないため、復習しないと忘れていしまいます。
そこで、長期記憶に落とし込むため、毎日手軽に復習するためのツールを手作りしていきます!それが、音声暗唱カードをつくることです。
音声暗唱カードとは、暗唱する英文の日本訳を、一定のポーズを置いて録音した音声です。
ボイスレコーダーやスマートフォンの録音アプリでつくります。
ポーズの長さは、日本語を読んで録音した時間の長さと同じくらいでよいです。
例えば、暗唱した英文が5文あって、英文A、英文B、英文C、英文D、英文Eとすると、録音音声は、、、
(英文Aの日本語訳を声に出す)⇒(ポーズ)⇒(英文Bの日本語訳を声に出す)⇒(ポーズ)⇒(英文Cの日本語訳を声に出す)⇒(ポーズ)⇒(英文Dの日本語訳を声に出す)⇒(ポーズ)⇒(英文Eの日本語訳を声に出す)⇒(ポーズ)
と録音すれば出来上がりです。
音声暗唱カードを使って復習する
そして、音声暗唱カードをどのように使うかというと、音声で流れた日本語の後に、即座に、その日本語の英文を口頭で言います。
ポーズの間に、暗唱した英文を口頭で言うのです。
そして、次の日本語音声が流れたら、また、その日本語の英文を口頭で言っていきます。
このように、暗唱した英文をどんどん復習していきます。
英文暗唱カードが優れているのが、日本語のテキストを見て、その英文を口頭で言うよりも、日本語の音声を聞いて、その英文を口頭で言う方が難しいところです。
つまり、英文暗唱の完成度が高くなります。
そして、もう一つ優れている点が、日本語の音声を聞いて、英文を言えばよいので、外出で移動中に音声を聞きながらぶつぶつ呟いて復習したり(ちょっと変な人に思われますが、、、苦笑)、家事をやりながら復習したり、ちょっとしたスキマ時間に復習したりと、わざわざ机に向かって復習する必要がない点です。
これで、いつでも、どこでも、英文暗唱の復習が手軽にできます!
復習で英文が思い出せない場合にだけ、テキストを見て確認すればよいのです。
具体的な実践例
音声暗唱カードを使った私の実践例を紹介いたします。
日曜日:
暗唱する英文を分析・理解する。音読筆写。英文を口頭でスラスラ言えるようにする。
音声暗唱カードを録音。
月曜日~金曜日:
音声暗唱カードで、通勤中にひたすら復習する。
土曜日:
テキストを見て、暗唱した例文を最終確認。
このやり方で、完成度の高い英文暗唱ができると思います。
その後は、定期的に、音声暗唱カードを使って適宜復習していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英文暗唱の効果は絶大ですので、ぜひ、この音声暗唱カードを使って、どんどん良質な英文を暗唱していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。