中国で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
最も状況が深刻な湖北省武漢では、現地を離れる航空便や鉄道などの公共交通機関の運行が1月23日から停止。
武漢の中心部では、1月26日から許可された車以外の通行が禁止されるなど移動が厳しく制限されていて、街は事実上封鎖された状態となっています。
このような閉鎖(封鎖)状態は、いつまで続くのでしょうか?
収束までの期間はどれくらいかかるのでしょうか?
過去の事例を含めて、調べてみました。
湖北省・武漢の基本情報【地図】
出 典:https://www.wuhan-syspro.com/about/
【中国の「国家中心都市」の一つ】
政府所在地:江岸区
総面積:8,569.15 km²
総人口(2017) :1,089.29 万人
人口密度: 1,271.17 人/km²
GDP(2017): 1兆3,410.34 億元
一人あたりGDP:123,111
【武漢】閉鎖(封鎖)いつまで?収束までの期間はどれくらい?
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2020年1月27日現在、閉鎖(封鎖)がいつまで続くのか、収束までの期間はどれくらいなのか?目途が立っていない状況です。
2020年4月8日に、武漢の封鎖措置の解除が発表されました。
封鎖措置から2か月半経過しました。
ただ、現在、終息が見えない中で、封鎖措置の解除というのは、不安ですよね。。。
中国メディアによると、4月8日の1日で、鉄道で5万5000人が武漢を離れるほか、1万1000人の乗客が武漢の空港を利用する見込みということで、ふたたび、感染拡大になる恐れはないのでしょうか?
ちなみに、過去の事例は、どうだったのでしょうか?
同じコロナウイルスで猛威を振るったSARSとMERSの事例を調べてみました。
2002年 SARSが収束するまでの期間
中国やアジア各地を中心に感染が広がった新型コロナウイルス「SARS」(サーズ)。
SARSは、2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東のアジアとカナダを中心に、32の地域や国々へ拡大しました。
WHOによって終息宣言が出されたのは、2003年7月5日。
最初の発症事例から終息(収束)まで、約8か月が経過していました。
WHOが2003年9月26日に発表した、2002年11月1日から2003年7月31日までの期間における全世界での感染者数(可能性例)は8,098名、死亡者数774名です。
2015年 SARSが収束するまでの期間
韓国を中心に猛威を振るった、新型コロナウイルス「MERS」(マーズ)
2015年5月11日,韓国において,中東地域からの帰国者の感染が確認。
その後,医療従事者や家族等への2次感染が報告されました。
同年11月25日に最後の陽性患者が死亡し陽性事例がなくなったことから,12月24日に世界保健機関(WHO)の基準に基づく感染終息宣言になりました。
最初の発症事例から終息(収束)まで、約7か月が経過していました。
患者の累積は死亡者38人を含む186人です。
まとめ
今回は、「【武漢】閉鎖(封鎖)いつまで?収束までの期間はどれくらい?」と題しまして、新型コロナウイルスによる武漢閉鎖(封鎖)がいつまでなのか?収束までの期間はどれくらいなのか、調べた内容をまとめてみました。
2020年4月8日に、武漢の封鎖措置の解除が発表されましたが、現在、新型コロナウイルスの終息の目途は立っていません。
ただし、SARSとMERSの事例を踏まえると、長い期間を要することは間違いなさそうですね。
今回は、ここまでとさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。