女優の原知佐子さんが、2020年1月19日に上顎がんのため東京都杉並区の病院で亡くなられました。
原知佐子さんは、女優として、70年代に放送されたドラマ「赤い疑惑」など「赤いシリーズ」、「岸辺のアルバム」、「シンゴジラ」など数々の話題作に出演されました。
原知佐子さんのご冥福をお祈り申し上げます。
この記事は、原知佐子さんのデビュー当時の若い頃から現在に至るまで、経歴をまとめてみました。
原知佐子のプロフィール
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本 名:実相寺 知佐子(じっそうじ さちこ)
生年月日:1936年1月6日
没年月日:2020年1月19日(84歳没)
出生地:高知県高岡郡高岡町(現在の同県土佐市)
主な出演作:
テレビドラマ
『赤い疑惑』
『赤い衝撃』
『岸辺のアルバム』
『花嫁衣裳は誰が着る』
『ダブル・キッチン』
原知佐子の経歴!若い頃の画像は?
高知県出身の原知佐子さん。
芸能界に興味を持ったのは、高岡第一小学校に在学中、教師から「この子は宝塚に入ったらいい」と薦められたのがきっかけだったとのこと。
高等学校を卒業後に、宝塚歌劇団と松竹歌劇団を受験するも落選。
しかし、大学在学中に、1955年、新東宝の「第4期スターレット」(同期は北沢典子、三ツ矢歌子、万里昌代、朝倉彩子)に合格。芸能界入りを果たします。
そして、原知佐子さんは、1956年の新東宝「何故彼女等はそうなったか」で、映画初デビューを飾ります。
この当時の画像がこちら↓
1956年「何故彼女等はそうなったか」(当時20歳)
デビュー当時20歳の原知佐子さんです。
当時は、「田原知佐子」で活動されていました。
端正な顔立ちで美しいですよね。
そして、1958年の「スーパー・ジャイアンツ 宇宙怪人出現」で、初の特撮ヒーロー作品に出演します。
1958年「スーパー・ジャイアンツ 宇宙怪人出現」(当時22歳)
原知佐子さん初の特撮ヒーローもの出演がこちら
『スーパー・ジャイアンツ 宇宙怪人出現』、原さんは当時22歳、本名(旧姓)の田原知佐子名義での出演でした pic.twitter.com/cb1geRefEJ— 大久保マコト (@makoto_ookubo) December 17, 2016
1959年には東宝に移籍。
1961年に、映画「女ばかりの夜」で、初主演をつとめました↓
1961年「女ばかりの夜」(当時25歳)
※画像右
そして、1970年代に山口百恵が主演した「赤いシリーズ」での強烈なイビリ役で有名になり、人気ドラマシリーズの名脇役の地位を確立します↓
1976年 – 1977年「赤い衝撃」(当時40歳)
その後も、数々のドラマや映画に多数出演。
近年の出演作では、大ヒット映画「シンゴジラ」が挙げられます。
2016年「シンゴジラ」(当時80歳)
わずか数秒のシーンですが、突如として現れたゴジラに対して、自衛隊ヘリが射撃攻撃を行おうとしたとき、この線路で逃げ遅れた住民を発見し、攻撃を中止したという印象的な場面でした。
原知佐子の現在の画像は?
シネマヴェーラ渋谷の新東宝特集で原知佐子さんのトークをやったのは昨年の9月28日、僅か三ヶ月半前、まさかこれが最後になるなんて思いもせず、完全に復調されたらまたお呼びしたいと思っていたのに。 pic.twitter.com/hbQ77vFHV7
— 下村 健 (@Shimo_x2) January 20, 2020
上記の画像が、亡くなる3か月半前に撮影された原知佐子さんのお姿です。
2019年9月28日に、トークショー「新東宝のとことんディープな世界Ⅳ」に出演されていました。
亡くなる間際まで、映画の世界に携われていました。