ディクテーション用のおすすめ無料音声素材！

こんにちは。

さて、以前、リスニングの勉強法として、「リスニング力を伸ばすディクテーションのススメ 」と題し、ディクテーションをご紹介しました。

今回は、ディクテーションに適していて、かつ、無料で利用できるおすすめの音声素材を紹介していきたいと思います。

ディクテーションに適した音声素材

ディクテーションとは、聞いた音声を書き出す勉強法で、自分がこれ以上聞き取れない限界まで音声をひたすら聞き、一語一句徹底的に書き出すことで、自分が苦手とする発音や単語（冠詞のtheや前置詞のofが聞き取れないなど）を洗い出すことができます。

こうした趣向の勉強法であるため、ディクテーションとして使うには、次のような音声が良いと思います。

 スクリプト（できれば日本語訳付き）がある音声

これは、絶対条件ですが、スクリプト（読み原稿）がある音声が必須です。

なぜなら、上述の通り、ディクテーションは、聞いた音声を徹底的に書き出した後に、自分が聞き取れていない単語を、スクリプトで確かめる必要があるためです。

もちろん、スクリプトは、音声で流れる文章と完全一致しているものでないとNGです。

例えば、映画の英語音声をディクテーションする場合に、英語字幕をディクテーションの答え合わせに使おうとすると、音声で流れる英語と字幕が、字幕のスペースの制約もあり、完全に一致していないので、適していません。映画の脚本があれば、ディクテーションできると思います。

また、日本語訳付きのスクリプトがあるとベストです。

限界まで聞き取った後に、それでもわからない部分は、今度は、英文法や単語・熟語の知識を駆使して、空白を埋めていく作業をしていきますが、それでも埋まらない場合に、日本語訳があれば、スクリプトを確認する前に、最終手段として推測する作業を行うことができるからです。

ディクテーションは、スクリプトを確認する前に、自分で徹底的に聞き、調べ、考えることがとても大事なプロセスだからです。

６０秒程度の音声

これも重要ですが、ディクテーションは、自分が聞き取れる限界まで徹底的に音声を聞いて書き出すことが趣旨なので、例えば５分の音声をディクテーションしようとすると、長過ぎて途中で嫌になり、挫折してしまいます。

長くても６０秒程度の音声を使うのが良いと思います。

仮に、ディクテーションしたい音声が５分だったとした場合は、１分に区切って編集して使うのが良いと思います。

音声内容自体が難解、専門的でないもの

スクリプト（日本語訳つき）で６０秒程度の音声であっても、自分にとって、音声内容自体が難しかったり、専門的なものだと、ディクテーションには不向きだと思います。

難解な語彙や表現を用いている点もそうですが、聞き取ってわからない部分を、前後の文脈から推測して埋める作業を行うことができないからです。

ディクテーションにおいて、聞き取ってもわからない部分を、前後の文脈で考える作業もとても大切な勉強です。

無料で入手できるディクテーション用音声素材

以上の条件を踏まえて、私がお薦めするディクテーション用の音声素材は、NHK BS1で放送している、「攻略！ＡＢＣニュース英語」です。

アメリカのニュース番組「ABC News」から、１分程度抜粋したニュースを、英語学習者向けに編集している番組です。一般的なニュースなので、難解な内容ではないです。

と反応される方がいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。

NHK BS1のウェブサイトにアクセスすれば、「攻略！ＡＢＣニュース英語」が無料で視聴することができ、しかも、スクリプト（日本語訳つき）と簡単な語彙解説も無料で入手できます！過去の放送回もスクリプト付きで見られますよ！

番組内の構成もすばらしく、１分程度のニュースについて、

といったコンテンツが放送されるので、もう、至れり尽くせりです！

ディクテーションで利用するには、まず、ニュース音声だけ聞いて、書き出していきましょう。

音声だけ聞いてもわからない場合、今度は、「取り上げるニュースの概要説明」、「字幕なしのニュース」を見ながら、前後の文脈、単語、熟語、英文法の知識から考え、わからない部分を埋めていきます。

それでも、わからない場合は、最終手段として、「日本語字幕付きニュース」を見て、推測していきます。

そして、徹底的に書き出したら、「英語字幕付きニュース」と「ニュース内で使われているキーワード解説」を見て、確認する流れになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

「攻略！ＡＢＣニュース英語」は、アメリカの最新ニュースを、英語学習用に、１分素材に編集して、しかも、日本語＆英語の字幕付き、語彙解説、スクリプを無料で提供しているので、ディクテーションを実践される方は是非活用しましょう！逆に活用しないと損です(笑)

今回の記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。