こんにちは。
英語を勉強する上で、発音の勉強が重要だとよく言われていますよね。
でも、自分の学生時代を振り返ってみても、学校の授業で、英語の発音記号や発音の仕方を、先生からしっかり教わった記憶もなく、専ら文法や英文解釈の授業でした。
大学受験でも、自分の英語の発音が試されるなんてことはなかったですし、試験問題も、「foot」と「tooth」の下線部分が同じ発音かどうか?が問われる程度なので、問題集で、頻出問題を覚える勉強をすれば十分でした。
なので、学生時代は発音の勉強をまったくしませんでしたが、社会人になり、英語を再び勉強を始めてから、発音の勉強がものすごく重要であることが身に染みてます。
なんで、学校の先生は、授業で、英語の発音をちゃんと教えてくれなかったのだろう?
と本当に思います。
まあ、僕が教わった先生は、日本生まれの日本人教師なので、難しかったですけどね(笑)
そんなわけで、今回は、「英単語の発音の勉強法をわかりやすく解説」と題し、発音を勉強する際のポイント、実際に使用した教材をお伝えしていきたいと思います。
そもそも、なぜ発音の勉強が重要なのか?
発音を勉強する理由は、主に、下記2つだと思います。
- リスニングの向上
- スピーキングの向上
リスニングの向上
突然ですが、英語の母音の数がいくつあるのか、ご存知ですか?
日本語の母音は、「あ、い、う、え、お」で5つですね。
一方、英語の母音の数は、母音の分類の仕方にもよりますが、おおよそ20~26程度と言われています。日本語と比べて、なんと、4倍以上もあるんです!
例えば、英語では、日本語の「あ」に近い発音の母音が、「ʌ」「æ」「ɑ」「a」「ə」と5つもあります。
「ʌ」「æ」「ɑ」「a」「ə」という発音を知らないと、私たちの耳は、これらを日本語の「あ」の音として処理してしまうので、「hut [ʌ]」(小屋)、「hat[æ]」(帽子)、「hot[ɑ]」(熱い)の区別が難しくなります。
スピーキングの向上
英語の正しい発音を勉強した方が、相手に、自分の言いたいことをスムーズに伝わりやすくなります。有名な例ですが、rice(お米)と言おうとして、日本語の「らいす」で発音していしまうと、「lice(シラミ)」と受け取られる可能性があり、まったく違う意味になってしまいます。
要らぬ誤解を防ぐためでも、発音の勉強は大切ですね!
発音の勉強、お薦めの教材
では、具体的に、何を勉強したらいいのでしょうか?
私が、発音の勉強で取り組んだのは、下記の3つです。
- 発音記号
- 発音・発声
- リンキング、イントネーション(抑揚)
発音記号
新しい単語に出会ったとき、辞書で調べますが、単語のスペルの近傍に、発音記号が記載されています。この発音記号の読み方を知らないと、どのような発音なのかが理解できません。
高機能の電子辞書だと、音声機能があり、発音してくれるものもありますが、上述の通り、日本語と英語では、母音と子音が大きく異なるため、どのような母音・子音で発音が構成されているのかを理解するのが大切です。
発音記号を勉強するのに、私は、下記の教材を使いました。
DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本
鷲見由理 著
DVDとCDが付いていて、それぞれの発音記号で、どのような音になるのかが理解しやすいです。
発音・発声
発音記号がどのような音なのかを理解することができたら、次は、その音をどのように出せばよいのかを勉強する必要があります。
発音・発声の仕方を勉強するのに、私は、下記の教材を使用しました。
CD付 英語喉 50のメソッド
上川一秋 ジーナ・ジョージ 著
他の発音教材では、英語の発音を、口の形と舌の位置に焦点を置いて解説しているのに対し、この教材では、英語を発声する位置が、日本語を発声する位置と異なり、「喉」で発声することがポイントだと解説しています。
私も、仕事上、ネイティブと接する機会があるのですが、日本人が英語をしゃべると、口先で音が出ているのに対して、ネイティブは、喉の奥から発声されている印象があり、発音の響きが日本人よりも豊かだと感じることが多々あります。
リンキング、イントネーション(抑揚)
日本語は、単語ひとつひとつを区切って、しっかり発音するのに対して、英語は、単語と単語をつなげて発音するため、その関係で、単語の一部の音が省略されたり、変化する現象(リンキング)が起こります。
また、ネイティブの英語は、平たんに発音する日本語(特に標準語)と異なり、独特のイントネーション(抑揚)があります。
上記の現象を勉強するには、上述と同様、「英語喉」がわかりやすく、とても参考になりました。
CD付 英語喉 50のメソッド
上川一秋 ジーナ・ジョージ 著
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語の勉強では、発音よりも、単語、文法、英作文、長文解釈が優先されがちですが、スピーキングやリスニングの向上には、発音はとても大切な要素で、正しい発音を身に着ければ、その先の学習効果が変わってきます。
実際に、私も、リスニングがものすごく苦手でしたが、発音を勉強してから、英語の音が聞き取りやすくなりました!
なお、自分の発音が正しいかどうか確認するために、自分の発音を録音したり、オンライン英会話で、ネイティブスピーカーにチェックしてもらうのも効果的です!
ご参考になれば幸いです。