こんにちは。
英単語を覚える際に、単語集を利用するのは王道ですよね。
でも、本屋さんやネットで探すと、あまりにも多くの単語集があって、どれを選べばよいのか、迷うこともしばしば。。。
私も、学習初心者の頃、単語集を選ぶ際に、どの単語集で学習すればよいのか迷いましたが、単語集には、大まかなタイプがあることを知っていると、自分に合う単語集が絞りやすくなります!
そこで、今回は、「英語の単語集をタイプ別にわかりやすく紹介」と題して、様々なタイプの単語集を、実際に使用した私の経験談を踏まえて、紹介してきたいと思います。
単語集には様々なタイプがある
単語集には、英単語を覚えてもらうために、様々な工夫や構成が施されたものが数多く存在しますが、主に4つのタイプがあると思います。
- 単語リストタイプ
- 例文凝縮タイプ
- 長文掲載タイプ
- 語源整理タイプ
単語リストタイプ
覚えるべき英単語をページの左側に次々リストアップし、それらの単語の右側に、意味、派生語、類義語、反意語、例文を掲載している王道タイプの単語集です。
覚えるべき単語を、シンプルな構成でリスト化しているため、復習する際に、自分が覚えた単語、自分が覚えていない単語を整理しやすいのがメリットです。
一方で、シンプルな構成である故に、英単語を覚える際に、記憶の拠り所となる情報が少ないのがデメリットだと思います。
そのため、新しい英単語をどんどん暗記する目的で使うよりも、大学受験や資格勉強で、自分のボキャブラリーに漏れがないかをチェックする際に使うとよいと思います。
私が実際に使った、このタイプの単語集は下記のとおりです。
ターゲット1900
宮川 幸久 編 ターゲット編集部 編
英検準1級
旺文社 編
例文凝縮タイプ
1つの例文に、覚えるべき単語を複数散りばめた単語集です。
一つの例文を覚えれば、複数の単語をまとめて覚えられるため、効率が良いのがメリットです。
ただし、一つ一つの例文の情報量が詰まっているため、覚えるための負荷が大きいです。
また、このタイプの単語集の中には、複数の覚えるべき単語を一つの短文に強引に入れているため、不自然な例文を覚えてしまう可能性があります。
私が実際に使った、このタイプの単語集は下記のとおりです。
DUO 3.0
鈴木 陽一 著
なお、DUOに掲載されている短文は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴがチェックしているとのことで、上述した不自然な例文を覚える心配はないですね。
長文掲載タイプ
物語性のある長文が掲載され、その中に覚えるべき単語が複数散りばめられた単語集です。
長文の文脈の中で、単語が覚えられるため、各単語の使われ方が理解しやすいです。
また、復習の際に、単語の意味を忘れた場合、前後の文脈から類推して、その意味を思い出すことができるため、「記憶の定着」と「意味を知らない単語を前後の文脈から類推する力」の両方が鍛えられるのもメリットです。
ただし、この単語集を使いこなすには、その長文を読むことができる「英文法の知識」と「長文読解の能力」が不可欠です。
私が実際に使った、このタイプの単語集は下記のとおりです。
速読英単語 入門編
風早 寛 著
語源整理タイプ
一つの単語を、いくつかの語源で分解・整理し、語源の意味から、その単語の意味を類推し、覚える単語集です。
例えば、surpassという単語は、「sur-」(上へ)と「pass」(通過する)という語源で構成されていて、これらの語源から、「上へ」+「通過する」⇒「上回る」という意味になります。
また、語源の意味を知っていると、知らない単語であっても、類推できるケースがあります。
例えば、「mis-」(誤って)を知っていれば、、、
- misunderstand ⇒ mis + understand(理解する) ⇒ 誤解する。
- misuse ⇒ mis + use(使用) ⇒ 誤使用
- misfortune ⇒ mis + fortune(運) ⇒ 不運
と類推ができるので、とても便利です。
ただし、すべての単語が、語源から意味がスムーズに類推できるわけではありません。
edit(編集する)は、「e-」(外へ)と「dit」(与える)に分解できますが、これらの語源から、「編集する」を類推するのは難しいですよね(笑)
語源整理タイプの単語集は、単語学習1冊目として使うよりも、ある程度単語力が身に付いたら、語源を学習しボキャブラリーを増やす目的で使うのがおすすめです。
私が実際に使った、このタイプの単語集は下記のとおりです。
つむぐ英単語
内田 浩樹・セーラ・ハス 著
まとめ
いかがでしたでしょか?
昔と違って、様々なタイプの単語集が増え、英単語の学習方法が充実しているのは事実ですが、逆に、選択肢が多いことで、混乱してしまう側面もあると思います。
今回の記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。